さわの平凡な日常

普通の主婦の普通の日々をなんとなく。

ばあば♡

我が家では


お父さんの事はお父さん

お母さんの事はお母さん

おじいちゃんの事はおじいちゃん

おばあちゃんの事はおばあちゃん


と呼んでいます。


普通の事じゃないか!


と思われましたか?

そう、普通なんです。でもどうも最近あんまり普通でもない。世の中では


お父さんの事はパパ

お母さんの事はママ

おじいちゃんの事はじいじ

おばあちゃんの事はばあば


このパパママじいじばあば勢に押されてやや劣勢となりつつある状況。子供の成長に応じて呼び名は変化していくとは言え、幼い頃の呼び名、人生で一番触れ合いの多い時期は"パパママじいじばあば"が最近の主流だと言って良いのではないでしょうか。


で、何故我が家はこの流れに乗らないのか。それは私の両親が

「孫には『おじいちゃん・おばあちゃん』と呼ばれたい。」

と言っていたからです。ただそれだけ。そもそも両親は私が子供の頃は"パパ・ママ"という呼び方を拒否していました。昭和のあの頃はちょうど"パパ・ママ"が主流になりかけていた時代。時代の流れはそうでも元々そういうキャラじゃないザ昭和の大人だった両親はどうやら恥ずかしかったらしい。それは分かる。私も子供心に両親のキャラが明らかに"パパ・ママ"では無い事くらいは察していたので別に異論は無かったし、特に呼び方にこだわりはありませんでした。ただ、たまにキラキラしたお母さんを持つクラスメイトが「ママ〜」と呼んでいるのを聞くと、それが何となく羨ましいかったのは覚えています。それはきっとお母さんの事を「ママ」と呼ぶ事にでは無く、いつもお洒落でキラキラしたお母さんとのキラキラした生活が垣間見えるのがたまらなく羨ましかったんだと思います。それはまさに"ママ"と呼ぶに相応しいお母さんだったのです。まあ、本人が良いとかヤダとか何て言っているかなんて関係無くウチの母は間違いなく"お母さん"だったという事ですね(・ω・)

そしてその流れを汲んで孫が出来ると"じいじ・ばあば"を拒否して

「『おじいちゃん・おばあちゃん』て呼んでね♡」

となった訳です。そして私が親になった今、"パパママ"という呼び方が自分に全く浸透していなかったもので気が付けば呼び方は"お父さん・お母さん"で固定され今に至ります。だから息子達も喋れるようになってからずっと「お父さん・お母さん」と呼んでいます。「パパ・ママの方が赤ちゃんは言いやすいから」というのもよく聞きますが、次男が話し始めた頃に"お父さん"の事を"とうさんおー"と呼んでいた謎の時期はありましたが、基本的には「呼びにくそう」という事も無くやって来られた気がします。

さてさて、そんな風に「お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん」と呼んでいる我が子なのですが、1年ほど前のある日突然次男(4歳)が私の事を「ママ♡」と呼ぶ様になりました。どうもお友達が「ママ」と呼んでいる事に憧れた様子。幼少期の私と同じ思いがあったのでしょう。私は実際に「ママ」と呼んだ事は無かったけどね。結局そのブームも程なくして去ったのですが、ここ最近



私の事を「ばあば♡」って呼ぶ(; ̄ェ ̄)




これ又お友達に影響を受けた模様。春頃には急に「お母様」って呼ばれてそれはそれで困ったものですが、さすがに今回の「ばあば」はちょっと…ねぇ。

時期尚早です。

出来ればfirstおばあちゃんは孫に言われたかったなぁ(。-∀-)

そんな風に早くも「ばあば」と呼ばれる日々を過ごしている私。不思議なもので呼ばれ続けると慣れて来るんですよね〜、その呼び名がたとえ「ばあば」でも。

「なあなあ、ばあばー」

「なにー?!」

ってなもんです。

こんな感じで先日電車で出かけた時にも普通に次男と話をしていました。すると向かいに座っている方やつり革を持って立っていらっしゃる方に二度見されるんですよね。始めは

「あっ、話し声がうるさかったかな?」

と思っていました。でも気付く。

いや、違うな。



「え?あの人"ばあば"なの?!」




完全にこっちです( ̄∇ ̄)

「『歳いったお母さん』じゃなくて『若いおばあちゃん』の方やったんやー。」

皆様、そう思われていた事でしょう。確かに私が若くで子供を産んで、その子供が又若くで子供を産んでいれば…



可能だ。

私、"ばあば"になれるもんなぁ〜( ̄∇ ̄)



皆様ー!ちゃいますよーーー!!!

歳いった母の方ですー!

ってコレも悲しいけどね( ̄▽ ̄;)


とにかく、早く去らないかしら⁈

"ばあばブーム"