さわの平凡な日常

普通の主婦の普通の日々をなんとなく。

お墓参りはマニュファクチュア?

主人の実家のお墓参りに行って来ました。主人の実家はまあまあ田舎の山の中。お墓は更に山の中。都会の様に整備されてもおらず、お寺の敷地内という訳でもない。

本当にただ山の中にあります。

そして、"〇〇家代々の墓"というメインのお墓以外にも、雨風に晒されて形も曖昧、名前も削れて今となってはもはや誰も誰だか分からない墓石も何だか沢山あってその数20ほど。罰当たりな言い方ですが、多くの古いお墓はきっとお墓じゃない場所にあればただの古い石にしか見えないと思う( ̄▽ ̄;)

いや、勿論、全てのお墓に敬意を持ってお参りしていますよ。でもね…


20は多いよ、ご先祖様〜(´༎ຶོρ༎ຶོ`)


1年で恐らく1番暑いこの時期の、木陰も無い炎天下の山の中のお墓を想像して下さい。ダメだ、想像だけで汗が…( ̄▽ ̄;)

まず、お水をバケツで3杯程汲んで山登り。

20の仏花は段ボール箱で移動。

お線香も、まずは灼熱の中でロウソクに火をつけます。1本ずつ火をつけていると気が遠くなるので、お線香をガッと掴んで束にした状態で火をつけます。束になって燃えるとお線香の火力もなかなかのパワー( ̄▽ ̄;)

とは言え、私が嫁ぐ以前は何と新聞紙にボーボーと火をつけて火種を準備していた義父母。その様子を見て…


これはダメだ( ̄▽ ̄;)

暑さというより熱さに殺されそうだ。

というか、山が丸ごと燃えそうだ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)


あまりのワイルドな真夏の炎天下の焚き火に度肝を抜かれ、翌墓参りからロウソクを持参することにしました。それにしたってロウソクもお線香も熱いよ。暑いよ。もう漢字もどっちか分からん( ̄▽ ̄;)

そんなこんなで、手分けしてお線香を立てて、お供物やらあれこれ手早く配置して、拝んでもらって皆んなで拝んで…


「よし、お疲れさん。帰ろう!」


義父の号令と共にダッシュで帰宅します。


毎年このお盆の御墓参りをする度に思います。


か…過酷だ(; ̄ェ ̄)

しかし、こんな仕事みたいで良いのか?

子供からお年寄りまで、皆んな一刻も早く終える為に日常生活の他のどの作業よりも一丸となって作業をしています。まさに分業による協業、マニュファクチュア?このメンバーでする法事だってお葬式だって皆んなこんなに無駄の無い動きだった事はありません。そして、"ご先祖様に想いを馳せる"なんて余裕は誰にも無い気がするなぁ。


ご先祖様、今の日本の8月は暑過ぎます。

もっと良い季節にいらして下さいな(●´ω`●)


良い季節だとこちらも気持ちに余裕を持ってお迎え出来そうな気がしますよね♡