おばあちゃんとの思い出
久しぶりに祖母に会いに行って来ました。
私の祖母は現在92歳。認知症もあり、何年も前から施設で暮らしています。今となってはもう誰が会いに行こうとも誰の事も分かってはくれません。だんだんと全てを忘れて行く祖母。行く度に"忘れられている"というよりも"思い出してもらえない"様になり、今に至ります。
と、こう言うととても悲しい話なのですが、今の祖母は何と言うのか、いつ会っても生き生きととても楽しそうなのです。最近は全力でジグソーパズルに熱中。誰が来ようと関係なし!!ひたすら
パズル!
パズル!!
パズル!!!
元来気の強い祖母は勇ましく、ぐいぐいピースをはめ込んで行きます。ぴったりのピースもぐいぐい。間違ったピースもぐいぐい( ̄▽ ̄;)
おばあちゃーん、力ではどうにもならへんよ(。-∀-)
延々と続く"祖母VSパズル"
心の中で時折ツッコミつつ傍らで暫く眺めています。
祖母とパズルの戦いをボーっと眺めていて思い出した祖母との思い出。
私がまだ小学生の頃、よく一人で祖父母の家に遊びに行っていました。祖父母の家の勝手口近くに大きな窓ガラスがあったのですが、ある日遊びに行くと明らかにガラスが割れていて割れた箇所が応急処置的にガムテープを貼って修理されていました。
私「何であそこのガラス割れたん?」
祖母「あれなー、この前泥棒が入ろうとしててな、割られてん。」
私「そうなんや〜。」
どうやら祖母は泥棒がガラスを割って侵入しようとしていた所に遭遇したそうです。とにかく気の強い祖母は泥棒を発見した瞬間
「こらーー!何してるんやーー!!」
と、勇ましく泥棒を追い払ったらしい。
無事に追い払えたから良かったものの、よく考えたら結構怖い話ですよね(ㆀ˘・з・˘)
でもね、その話を聞いた時に私の頭に浮かんだ侵入者の姿は
ロボットでした( ̄▽ ̄;)
ロボット…
泥棒じゃなく、ロボ( ̄▽ ̄;)
何故?!何故私の頭が泥棒をロボットに変換したのか全く分かりません。でも結構大人になるまで勝手口の大きな窓を見ると、この時の話を思い出すと共にこんなロボが侵入しようとしたイメージが浮かんでいたのです。
窓ガラスを割って侵入して来るポップなロボット…
こんなのが入って来たらそれはそれで怖い話ですが、全然危機感は感じないよ( ̄▽ ̄;)
気付いたのも10年以上経ったある日突然
「あ、あの話、実はロボじゃなくて泥棒や!!」
えっ?泥棒(´⊙ω⊙`)?!
怖っ!!
えーー、でも何でロボット?おい私!!
意味不明ーー☆( ̄▽ ̄;)☆
アッハッハ〜!!!
今でも思い出すと一人ニヤニヤしちゃう(。-∀-)
今回も戦う祖母を見ながら思い出してニヤニヤしちゃったので怪しまれないウチに戦闘モードの祖母と施設の方にご挨拶して帰って来ました。
"おばあちゃんとの良い思い出"いっぱいあるのに何で又こんなん( ̄▽ ̄;)?
このままだと、いずれ訪れる祖母のお葬式の時にも思い出し笑いしちゃうんじゃ無かろうか…。
この度、変な方向に心配事が出来ました(。-∀-)