地獄
先月祖母が亡くなり最近四十九日の法要がありました。お寺に行くと本堂で『地獄絵』を発見。誰しもが一度は見た事があろう地獄の絵をご想像いただければ、大体そんなヤツです。
鬼が罪人を痛めに痛めつけている絵👹
子供達と一緒に絵を見ていると
「何で鬼さんこんな事しはるん?」
と、質問が飛んで来ました。
「ここは『地獄』って言ってな、生きている時に悪い事すると死んでからこんな所に行かなあかんねん。」
怖いやろぉ〜(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)!!
「嘘ばっかりついてたらこんな風に舌引っこ抜かれんねんで!」
親戚のおじさん参戦。
「この人が閻魔大王。閻魔様は何でも知ったはるからな、お見通しやでーー!」
親戚のおばさんも参戦。
こんな時何故大人というのは見た事も無い『地獄』を、さも何度も行った事がある様な言い方をしてしまうのでしょうね。大体ディズニーランドくらいの感覚?「シンデレラ城があってな、ミッキーが居てな…」のノリで「三途の川があってな、閻魔大王が居てな…」てね。何とも不思議だ٩( ᐛ )و
それはさておき最近しょうもない嘘をつく事の多いウチの子供達。
コレや!!
嘘ばっかりついてたらどうなるのか教えてやらねばψ(`∇´)ψ
閻魔様〜!
今ですよーー(((o(*゚▽゚*)o)))
絵本『地獄』 召喚!!
地獄の詳細を教えてくれる絵本、その名も『地獄』。正直、中を見る前からこの絵のタッチと『地獄』という題名が既に怖い。
中はと言うと…
三途の川もこの通り。期待を裏切らないレベルで怖いです(; ̄ェ ̄)
何でも、「『死の怖さ』を知る事で、生きる事の喜びや生命の尊さを子供達に教えたい」
という何人もの大人達が『延命寺』という千葉県のお寺の地獄絵の絵巻を元に全力を尽くして制作した絵本らしい。
from絵巻。故に絵が特にリアル( ̄▽ ̄;)
物語はまさか「主人公が順番に地獄の拷問を受ける」なんて事では無いのでご安心下さいね。とはいえ残虐なシーンはてんこ盛りだし、賛否あるとは思います。
・残虐なシーンは除外
・宗教色が強いから除外
そんな昨今の流れとほぼ逆行した絵本です。
そんな『地獄』を導入してみたところ、長男(5歳)は気に入った様です。「これ読んで」と持って来る事も多いし、昨日は朝から広げて一人でじっくりと読んでいました。
興味深い絵本ではあるけれど、朝から読みたいテイストでは無いなぁ( ̄▽ ̄;)
まぁ、何か感じる物があったのなら収穫と言えるのかもしれません。
そんな事を思っていたのですが、どうも妙な事が。何やら楽しそうにママゴトをしているな〜と様子を見ると、
バラバラにした人間を炒めて
上半身はパスタに!!Σ(゚д゚lll)
そして頭と下半身は…
煮込み( ̄▽ ̄;)!!
どうやらココ↓に感銘を受けた様子。
『なます地獄』( ̄▽ ̄;)
"生き物の世話を怠けて殺した者は生きながら身体を刻まれて殺された者の苦しみを味わう"
という地獄。少し分かりにくいですが、鬼達が人間をジャンジャンお料理しちゃってます。
そっちへ行ったか…( ̄▽ ̄;)
まさか鬼側に回るとは…
アカンやんかーーー(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
猟奇的な部分を覚醒させてしまったとしたら恐ろしい話しです。
そうかと思えば
「ひいおばあちゃん今どの辺かなあ?」
と、まるでひいおばあちゃんが旅行に行ったくらいの感覚で今地獄のどの辺りに居るかを聞いて来る次男(4歳)。子供的にも感覚はディズニーランドなのか?
ねぇ、そうなの(´⊙ω⊙`)?!?!
それと大前提、ひいおばあちゃんは悪い事してないからディズニー…じゃないや、地獄には行ってませんよー!
これは絵本『天国』バージョンも必要なのか?!いや、地獄に思いを馳せて死に恐れを抱くにはもう少し子供達の成長が必要なのかもしれませんね。
そう信じたいです(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)!!