さわの平凡な日常

普通の主婦の普通の日々をなんとなく。

ひとつウエノ男

先週、息子達が"ひとつウエノ男"になりました。

"ひとつウエノ男"

このフレーズでピンと来た方もいらっしゃるでしょう。そうです。それです。それなんですよ♡


脱!    

包茎


正確に言うと脱!真性包茎

もう少しポップに言うと


オチンチンの皮をムキました!



いっ…痛っったぁーーーーーい(´༎ຶོρ༎ຶོ`)



ねぇ(−_−;)

ホント痛い話ですよ。特に殿方には恐怖の話でしょう。今回はallチンチンの話です。


何故そんな子供のチンチンを強引に剥くなんて事をしたのか?

ご存知の方も多いと思いますが、赤ちゃんの頃は人は大体皆んな包茎だそうです。あ、男性の話ですよ。それが残酷なまでの個人差で成長と共に剥けていく人、剥け切らない人(仮性包茎)、全然剥けない人(真性包茎)に分かれていきます。その個人差たるや身長や体重の成長具合を完全に凌駕しているのでは?とすら思う。だから大人になっても全く剥けない男性は手術を受けたり、受けるべきか悩んだりするのでしょうね。上記の"ひとつウエノ男"で同じみの『東京上野クリニック』の様にソレ専門のクリニックがある事からも深刻さはうかがえます。では何故真性包茎だとダメなのか?チンチンを剥く事が大切なのか?!それは、

カッコイイから!!

では無く、いや、もしかしたらソレも全く無くは無いかもしれないけど(・ω・)そうじゃなくて、まず皮に覆われているとオシッコをする度に皮の内側にオシッコが入りますよね。剥けないと基本的にそれを綺麗に出来ない。他にも色々なトラブルはある様ですが、皮がある故に皮に守られている部分を「綺麗に出来ない!」コレはやっぱり不衛生なのです。後は大人になると大人の事情でも結構な不具合が発生するみたいですが…下ネタになって行くと方向が変わるので詳細は割愛するとします。(既に十分な下ネタですけどね〜)


で、ウチの子供達の話に戻ります。

事の発端は次男(4歳)のオチンチントラブルでした。以前からオシッコをした後に

「オチンチンが痛いよー。」

と言う事や、オシッコをして無い時でも突然

「あー、オチンチンが痛いー!」

と言う事がありました。いずれの場合も暫くすると治る様で、痛みも激痛が走るって程でも無い様子。

そして痛いと言う場所はいつも同じ亀頭のくびれのあたり。見ると白くなっている箇所があるので

「これかなぁ?!」

くらいに漠然と考えていました。正直「痛い」と言われても残念ながら私にはチンチンが無いのでよく分からないし、オシッコをした時のチンチンの感覚なんて正常な時も異常がある状態も皆目見当がつかない。

前に恐竜展に行った時、リアルサイズでリアルに迫って来るティラノサウルスに遭遇した次男が

「オチンチンがギューって中に入って来るよー!」

と、教えてくれたので

「あーなるほど、縮み上がっていらっしゃる!」

と察しがつきましたが、母と言うのはそれくらい具体的に言ってもらえて初めてチンチンの動きを知る事が出来るレベルです。だって、


母にチンチンは無いんだもの(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)!!


でも、息子が痛いと言うからには息子の息子に何か異変が起きているのかもしれない。出来れば痛いと言っている時にお医者さんに診せたいけれど、その時はゲリラ的にやって来るのでなかなか受診するのが難しい。でもやっぱり気にはなるので、検診の時や風邪や予防接種で病院に行った時にその都度小児科の先生に見せていました。しかし何時どの先生に診せても

「うーん、大丈夫ですよ。」

「オシッコはちゃんと出るんですよね?」

「睾丸も下りてるし問題無いと思いますよ。」

と、一様に異常無しと言われました。


でもさぁ、痛いって言うんだよねー(ㆀ˘・з・˘)


これはやっぱりチンチンの専門医に診てもらおう!


そんな訳で夏休みに入って泌尿器科に行ってみたのです。まずは診察室に入りベッドに寝そべり睾丸の動きを確かめたり一通りの股間の様子を調べてもらう。異常無し!そして肝心のオチンチン。先生は診た瞬間

「おー、なかなかこの子締まり方がキツいな。お母さん、ここ見てみ!これ。」

先生が指差すのは例の亀頭のくびれの白い場所。

私「そうです!そこが痛いって言うんですよー!」

すると


先生「これね、チンかす!」


私「はっ(。・ω・。)?」


先生「この白いのはチンかす!」


私「えーーーえっ…そうなんですか( ゚д゚)!」


どうやら痛いと言っていた白い所はチンチンに溜まった汚れ、恥垢、即ちチンかすだったのです。そもそもチンかすって溜まると痛いの?!何?

分かんないよーΣ(-᷅_-᷄๑)

とにかく、次男のオチンチンの先の締まり具合がキツい=真性包茎具合がすごいという事で

「剥いてあげた方が良いよ。」

先生は即断でした。剥いてチンかすを綺麗にしよう!

って…先生ー!それってめちゃくちゃ痛いですよねー(´༎ຶོρ༎ຶོ`)?!

アワアワする私を見て「アハハ」と軽く笑う先生と看護師さん達。アンタら…鬼なのか?!


はっ!!この人達にとっては子供のオチンチンを剥くなんて事は日常なんだΣ('◉⌓◉’)


ソレはソレで何か怖いよ…( ̄▽ ̄;)


でも、

めちゃくちゃ頼もしいやんかいさーー(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)!!


よし、任せよう!頑張れ息子よ!


と思った次の瞬間、先生がくるっと振り返って長男(6歳)を見る。

「兄ちゃんはどうなんや?ちょっと先生にチンチン見せてみ!」

おずおずとオチンチンを見せる長男。すると

「なんや!一緒やんか!兄ちゃんもやろか!」


兄も道連れ決定( ̄∀ ̄)!

そんな訳で兄弟揃って恐怖の儀式に挑みました。

オチンチンを剥く!この処置の詳細は文字にするのも痛いので見送ります。が、痛みに対する子供達の反応が兄弟でこんなにも違うものかと衝撃を受けました。同じ様に育てているつもりでも違うタイプに育つ不思議。

長男は激痛にグッとこらえて耐え忍ぶ!もうね、これには我が息子ながら大したものだと涙が出ました。

「オマエが泣くんか〜い!」

って看護師さんは思われていた事でしょう。

でね、次男はね…


泣き!

叫ぶ!!


「いやだぁぁぁ!!おかあさん!!

                                         絶っ対に許さない!!!」


って( ̄▽ ̄;)

どんなに泣き叫ぶ時にも大声ではっきりと気持ちを言葉にする男。

「絶対に許さない!!!」

こんなの人生で初めて言われたよ( ̄▽ ̄;)


なかなか壮絶な処置現場でした。処置後3日ほどはシャワーで洗う時や化膿止めのお薬を塗る時は相当な痛みで辛そうでしたが、徐々に落ち着き無事"ひとつウエノ男"になりました。

しかし処置後の痛いオチンチンに薬を塗り込む私の姿は、彼等からはいつも以上に鬼ババアに見えていた事でしょう。痛がる息子達を見ていると私とて、今こんな強行に及ばなくても良かったかしら…?と思ったりもしました。子供の包茎に対して剥くのか否かはお医者さんの考え方にもよるみたいだし、それに「絶対に許さない!」とか言われる事も無かったしね(ㆀ˘・з・˘)

でもねでもね、東京上野クリニックのCMを見る度に思うんですよ。


きっと10年も経てば感謝してくれるよね╰(*´︶`*)╯


って♡

まぁ、これだけ"ひとつウエノ男"と言いながら、皮をちょん切った訳じゃないから仮性包茎ですけどね〜(。-∀-)

これより先は息子達と息子達の息子達の成長に期待するとします。