さわの平凡な日常

普通の主婦の普通の日々をなんとなく。

きかんしゃと言えば

『きかんしゃ』と言えば?!

トーマス!

デゴイチ

弁慶号!

チャギントン?!

何が浮かびますか?

私はやっぱり"トーマス"かなぁ。今やドラえもんにおされつつあるとは言え、子供達が2歳くらいの頃からずっと大好きな"きかんしゃトーマス"。ま、それを抜きにしても私としては子供の頃から馴染みのあるきかんしゃはトーマス。思えば私が子供の頃のトーマスというのは今の様なハイクオリティなアニメではなく、リアルに動くオモチャのきかんしゃが繰り広げる人形劇の様なものでした。モノが違うと言えば全然違うのかもしれない。でもやっぱり、

『きかんしゃ』と言えば?


トーマス!!  イェイ٩( ᐛ )و!


これが答えなのです。

話は4年程遡って長男が2歳くらい、ちょうど"きかんしゃトーマス"にハマり出した頃の事です。毎日飽きもせず"きかんしゃトーマス"のアニメを見て、"きかんしゃトーマス"の絵本を見て、"きかんしゃトーマス"のオモチャで遊び、"きかんしゃトーマス"のマグで水を飲み、"きかんしゃトーマス"の歯ブラシで歯を磨き、ユニクロの"きかんしゃトーマス"コラボのパジャマを愛用し…

挙げればキリが無いほどトーマス三昧だった我が子。もうそろそろ頭から煙突が生えて石炭を喰らう様になるんじゃないかという程に寝ても覚めてもトーマスでした。ま、こんな煙突を生やして石炭を喰らいそうな男の子が世界中に山盛りいるのでしょう。トーマスってすごいや!

「"トーマス"ってすごいよね!!言葉は違えど世界的に『きかんしゃ』と言えば『トーマス!』なんやろうね。」

なんて言っておりました。しかしそこに異を唱える者がいたのです。

はい。ウチの主人。

「いやぁ、俺は『きかんしゃ』と言えば"やえもん"やったけどなぁ。」

しみじみ(*´ω`*)


はぁ(・・?)


やえもん(・・?)


誰?!


どちらさんですかーーーー( ̄▽ ̄;)?!


今でこそ"トーマス"だけど子供の頃の記憶だと「『きかんしゃ』と言えば?」の答えは「やえもん」だそうです。ねぇ、ご存知ですか?

『きかんしゃやえもん』



こちらです。

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もっとも、主人が言う"やえもん"はテレビでやっていた影絵の"やえもん"らしいですけどね。影絵ですよ、影絵。もはやアニメでもない。いやー非常に時代を感じます。検索すればYouTubeで見る事は出来ますので気になられた方はどうぞご覧になって下さいね。どうやらアニメ化された事もある様ですが、影絵の方が原作に忠実に作られているみたいです。


あらすじとしては、

若い頃はたくさんの人を乗せてすごいスピードで走ったけれど、年をとってくたびれてしまった年寄りのきかんしゃ"やえもん"。昔の自慢をするも、誰にも相手にされないので機嫌が悪くいつも怒っていました。

「ぷっすん。ぷっすん。」

走る時も…

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しゃっ しゃっ しゃっ しゃっ しゃっ しゃっ…

しゃっ しゃっ しゃっ しゃくだ しゃくだ しゃくだ…

と、怒りながら走るのです。

機関車ですから当然石炭を食べていると、新型の電気で走る機関車達にバカにされます。バカにされて更に怒ったやえもんは、あまりに怒り過ぎて煙と一緒に火の粉を撒き散らしてしまいます。そして稲村(刈り取った稲を乾燥させる為に積み上げた物)に火の粉がかかってしまいます。稲村から煙が立ち田んぼは火事になってしまいました。お百姓さん達は大騒ぎ!怒ってやえもんを追いかけて来ます。

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さて、やえもんはどうなってしまうのでしょうか…


ざっと大体こんな感じのお話です。シンプルなストーリーなのですがこれが大人の私が読んでいてもなかなか面白いのです。何が?と言えば多分、表現だと思う。今じゃ出来ないなぁ〜!という言葉の選び方が其処彼処に出て来ます。例を挙げると電気機関車がやえもんをバカにする時のセリフ

「やあい、石炭喰いのやえもんやい!石炭喰って美味しいか!」

「お腹の中まで真っ黒けの貧乏汽車やーい!」

今の時代、子供向けの絵本でコレはなかなか厳しい。『貧乏ぎしゃ』ってねぇ…。

上の↑この写真お百姓さん達のセリフだって

「やっつけてしまえ!」はまだしも

「動けないように叩きのめせ!」だなんてクレームの嵐ですよ、きっとね。でも、登場人物が皆んな素直だし、ストレートな感情表現で言葉のテンポも良いのでお話としてはこれが面白いと思うのです。「老いぼれ機関車」やら「貧乏汽車」やら悪口の数々を子供が真似すると考えると複雑なところではありますが…。


で、この古い絵本『きかんしゃやえもん』ウチの子供達はかなり気に入っております。

やえもんは喋る時に語尾に「しゃあ」と言うのですが、

「俺だって しゃあ、若い頃には しゃあ、沢山の人を乗せて しゃあ、すごいスピードで しゃあ、大きな都会から都会へ しゃあ、走ったものだか しゃあ…」

コレが大好き♡だから喋る時にも思い出した様に

「今日は しゃあ、どんなオヤツが しゃあ、食べられるか しゃあ、楽しみだ しゃあ!」

てな具合です。そして、気が付けば

「しゃくだ しゃくだ しゃくだー!!」

と、叫びながら走り回っております( ̄▽ ̄;)

「癪だ」なんて大人もなかなか使いせんけどね。

さて、この『きかんしゃやえもん』何と1959年に刊行されたみたいです。

なんと60年!!

そして作者は阿川弘之さん!あの阿川佐和子さんのお父様ですね。

時を超えて子供達の心に響いた『きかんしゃやえもん』影絵バージョンの再放送してくれないかなぁーと密かに願っております。

でもね、実は『きかんしゃトーマス』は1942年生まれなのでトーマスの方がお兄さんなんです。やっぱり、『きかんしゃ』と言えば"トーマス"なのかなぁ。